男の色気とヘアケアについて、メンズカルチャーをけん引する3人のファッショニスタに語ってもらう当連載。第1回のゲストは、"ちょいワル"ブームの仕掛け人としても知られ、現在はミドルエイジのためのファッション&ライフスタイルマガジン「フォルツァスタイル」(講談社)の編集長や、ファッションチェックのコーナーや人を素敵に変身させるテレビ番組でもお馴染みの干場義雅・ファッションディレクター。普段のヘアケアから、色気のある男になるための心得、そしておすすめのシャンプー「アンドジーノ(&GINO)プレミアムブラックシャンプー」のことまで、余すことなく語ってもらった。
干場義雅・「フォルツァ スタイル」「セッテ・マーリ」編集長、ファッションディレクター(以下、干場):
皮脂はニオイの原因になるし、皮脂が毛穴に詰まると髪が抜ける原因にもなるので、それを残さないものですね。僕のシャンプー選びは、とにかくいかに汚れをきっちり落としてくれるかに尽きます。だから香りがいいとか、見た目だけでは判断しません。例えば、「&GINO」のような本質的なアイテムで、頭皮をきれいにしておかないと、いい髪は生えてこない。僕ももう42歳なので、これからいい年を重ねていくために、こういった毎日のルーティーンこそ大事にするようにしています。
干場:このシャンプーは「しっかり汚れを落とす」という、シャンプーの"本質"を捉えていますから。「&GINO」はアイテム数が少ない。そこにこだわりを感じますし、潔くて信頼が置けます。初めて使った時、ぬるっとした質感に驚きました。「大丈夫? ベタつかない?」という感じで。でも実際洗ってみたら、すっきりと洗い流せるし、メントールの爽快感も心地いい。この質感と爽快感のバランスが面白いなと思いました。「リンスインシャンプー」というのがありましたが、それとは全く違い、日進月歩で技術革新が進んでいると感じますね。僕は毛穴に残るのがイヤなので、リンスやトリートメントが苦手。だから洗い流して完結というのはありがたい。
干場:育毛剤はかなり前から使っています。内容がいちばん重要ですが、意外とノズルも大事だったりします。きちんと適量出るかどうか。たくさん出ると流れてしまいますからね。「&GINO」の「プレミアムグローパワー」は中身もノズルも両方素晴らしいですね。今、男性化粧品は、"本質"に帰ってきていると思うんです。僕はファッションに家一軒分くらいのお金を使っていますが、たどりついた結果もやはり"本質"。髪の将来を託すのに充分すぎる要素だと思うんです。
干場:シャンプーは2度洗いします。シャワーのノズルもいいものを使って、しっかりした水圧でしっかり洗い流せるようにしています。シャンプーはちゃんと泡立てて、毛穴からきっちり汚れが出るように、軽く頭皮をもむようにして洗います。劣化のスピードを緩やかにするためにも、できることはやろうと思っています。
干場:清潔感がないと、恋愛の域に達することさえ難しい。第三ボタンまで開けて、シガーを吸っても臭かったら全然かっこよくないですしね。
干場:イタリア人は、女性に対して積極的かも知れませんが、日本男性にだって色気はあります。色気って、あからさまにボタンを外すことではなく、人間力からにじみ出るもの。知性や一生懸命さがないと、セクシーにはなれないと思います。
干場:大変重要です!髪で印象がガラッと変わりますから。たとえば前髪を下ろしている人が突然髪をかきあげたり、いつもきっちりまとめている人が、セットしていないサラサラの髪で現れたら、女性はドキッとするんじゃないかな。そのギャップはセクシーですよね。やはり「清潔感」あってこそですけどね。今は、美容に限らずファッションも、本質に立ち返ってきちんと大切な原点を見つめ直す時代です。だから言ってみれば、今の時代は「ちょいワル」というより、「ちょいマジ」なのかもしれませんね(笑)。無理してワルをやるのではなく、奥さんや子どもも大事にする人のほうが、今はかっこいいんです。
数々の男性誌の編集を経て「LEON」の創刊に参画。ちょいワルブームを作ったあと「OCEANS」を立ち上げ、副編集長兼クリエイティブディレクターとして活躍。「移り変わる流行より普遍的な美しいスタイルを」「多くの粗悪なものではなく少しの良いものを」という哲学を抱え、2010年に「スタイルクリニック」を設立し、代表取締役に就任。女性誌、新聞、テレビ、ラジオ、イベント、ANAの機内誌と連動するECサイトの監修、ブランドプロデュース、雑誌やデジタルビデオマガジンの編集長と幅広く活躍中。
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